働き方

【3人育児】夫婦で時短勤務をするまでの歩み・「働く目的」とは

わが家は、今月から夫婦で時短勤務をしています。

今月は、10ヶ月になった長男の保育園入園と、わたしの職場復帰の月。夫はもともとフルタイム勤務でしたが、このタイミングで時短勤務に変更しました。

わが家の家族構成は、

  1. わたし
  2. 長女5歳(A保育園・年長)
  3. 二女2歳(A保育園・2歳児クラス)
  4. 長男0歳(A保育園分園・0歳児クラス)

の5人家族。

未就学児の子どもが3人いるので、何をするにも、大人一人では手が足りません。

長男は授乳中ですし、トイトレ中かつイヤイヤ期後半の二女もまだまだ手がかかります。

さらに長男の保育園は上の子たちと別の場所なので、送迎は2箇所です。

いくらわたしが時短勤務をしたとしても、子ども3人を連れて帰宅したあとどんな状況が待っているのか・・・想像に難くありません。

この状況を打破するには、夫にも時短勤務してもらうしかない!

これが、夫婦で時短勤務をはじめたきっかけです。

働く目的ってなんだろう?

みなさんの「働く目的」はなんですか?

お金を得るため?仕事が好きだから?

子どもが生まれるまでのわたしたち夫婦は、正直言って「お金を得るため」に働いていました。

お金をもらうためなんだから、残業も休日出勤も仕方ないし、仕事が終わらないから帰らないのは当たり前、だと思っていました。

でも、今は違います。

今のわが家の「働く目的」は、「家族の幸せのため」です。

仕事は、自分を含めた家族みんなの幸せのためにするもの。

仕事をすることで自分や家族に負担がかかることはしない。

だから、仕事が終わらないから帰れないのではなく、時間内に終わるように仕事をする。

仕事で会えないのが当たり前ではなく、一緒にいられるような働き方をする。

そして、仕事をしていない時と同じくらい、時間と心に余裕を持って子どもたちに接することができる親でいる。

そんな考えのもと、仕事と家庭に向き合っています。

家族の幸せが1番大切だから。家族の笑顔を守りたいから。

子どもに手がかかる今は、夫婦で時短勤務をする必要があると決断したのです。

働き方が変わるまで

そんなわが家ですが、仕事のために自分たちの生活を犠牲にしていた時期もありました。

6年前。長女が生まれたころの夫は仕事が忙しく、いつも帰宅は日付が変わる頃

土日もどちらかは休日出勤していて、休みの日は疲れてぐったりという状態でした。

夫は、長女と触れ合う時間がほとんどなく、パパに抱っこされると泣くし、家事はほぼノータッチ。

夫婦で会話する時間も少なく、顔を合わせるのは朝の1時間程度。夫婦間のすれ違いや衝突も増えていきました。

夫が残業をすればするほど給料は増えたけれど、家族の時間は減っていく。

寝て起きて仕事へ行って、帰ってきたら食べて寝て、次の日も同じことの繰り返し。

家族で団らんする時間もなく、ロボットのように働く夫を横目に、わたしははじめての育児に精神的にも追い詰められていきました。

これじゃあいけない。

なんのために働いているのか、なんのために生きているのかさえわからない。

長女が1歳になる頃、やっと自分たちの毎日が「働く目的」を見失っていることに気づき、「変わろう」と決意します。

大切な家族のため。愛する子どものため。

本を読んで勉強し、仕事に向き合う根本的な意識から働き方を変えていきました。

たとえば、仕事のために睡眠を削るのではなく、仕事の集中力を上げるために7時間は睡眠を取るようにしました。

いい加減になっていたわたしの時短勤務も、ちゃんと時間で退勤するようにしました。

家事の段取りも変えました。

ロボット掃除機や食洗機をフル活用し、ネットスーパーなどのサービスも遠慮なく活用するようにしました。

そうやって「仕事時間」と「家事時間」を可能な限り効率化することで、大切な「家族時間」が少しでも増えるようにしていきました。

そうすると、生活への満足度が高まっていく実感がありました。

平日の夜でも、家族とゆっくり過ごせる。

休日は、家族で出かけられる。

数ヶ月すると、夫の仕事の状況は少しずつ改善していきました。

そして、長女が3歳になる頃には、もともと月100時間超の残業していた夫が、ほぼ残業しない働き方を手に入れ、わたしは1日6時間の時短勤務に戻った状態で二女の産休に入りました。

夫は、長女とは比べものにならないくらい二女の育児に積極的に参加でき、二女はパパが抱っこしても泣かない、授乳以外はパパでも大丈夫な「パパ大好きっ子」になりました。

その2年後に生まれた長男のときには、夫が初めて半年間の育児休業を取得

わたしが復職した現在は、夫婦で時短勤務をしているというわけです。

夫婦で時短勤務のスケジュール

夫婦で時短勤務を取ると、どんなスケジュールになるの?ちょっと気になりますよね。

これはわが家のほんの一例ですが、ご紹介したいと思います。

基本的に、わたしも夫も家事などは協力して行っています。

▼出勤前

〜6:00 自己投資の時間

6:00〜 家事開始 (食洗機片付け、朝食、大人2人分のお弁当づくり、身支度)

7:00〜 子どもたち起床 、(なかなかすぐには動き出せないので時間がかかる)、

トイレ・オムツ交換

7:20〜 みんなで朝食・長男の離乳食

7:50〜 朝食片付け、歯磨き、着替え

8:10〜 長男授乳、長女二女の髪の毛を結ぶ、連絡帳アプリ記入、ゴミ出し

8:30〜 自宅出発 (全員で出発、わたしと夫で二手に分かれて送迎)

▼退勤後

〜16:30 長男お迎え(ママ)

〜16:40 長女、二女お迎え(パパ)

16:55 全員で帰宅

17:00〜 長男授乳、子どもたちと遊ぶ

17:20〜 夕食準備(ママ)、洗濯物片付け・子どもの相手(パパ)

18:00〜 夕食

18:50〜 夕食片付け、子どもたち歯磨き

19:20〜 入浴 (①パパ→②長女・二女→③長男・わたしの順に全員で入浴)

20:20〜 ドライヤー、水分補給、お風呂掃除(パパ)、長男授乳

20:50〜 絵本タイム、就寝

こうしてみると時間的にかなり余裕がありそうにみえますね。

でも実際は、子ども3人の気分や都合に合わせながらなので、かなりドタバタしています。

もし子ども3人を育てながら時短勤務をしていなかったら・・・と思うとゾッとするほど恐ろしいです。

時短勤務のメリットとデメリット

もちろん、時短勤務はいいことばかりではありません。

わたしが考える時短勤務のデメリットをあげてみました。

▼わたしが考える時短勤務のデメリット

  • 勤務時間が短い分、給料がカットされる
  • 勤務時間が短い分、関われる仕事に制限がかかる
  • 職場に迷惑をかけていると感じる
  • 時間的制限があることに加え、子どもの発熱など、突発的な対応も求められる
  • 子どもの多少の体調不良なら、登園させざるを得ないこともある

もともと、小さな子どもを預けて働くことは、子どもの体調不良時に急なお休みや早退をしなければならない確率が高いです。

時短勤務をしていると、勤務時間が短いことに加えて、そのような突発的な対応もしなければならないのです。

勤務時間が短い上に、お休みや早退ばかり・・・「職場に迷惑をかけている」という心苦しさが、いつもわたしの心に影を落とします。

だから、少しくらいの風邪であれば、子どもを登園させざるを得ない時もある。

仕事が予定どおりに進まないのは当たり前。予定どおりに進まない前提で仕事を組み立ててはいるけれど、

今日は「呼び出しの電話が鳴らないでほしい・・・」

いつも祈るような気持ちで肌身離さず携帯電話を持っています。

仕事で貢献したい気持ちと時間の制約による焦れる気持ち、子どもに無理をさせてしまうことなどへの葛藤に、母になって6年たった今でも苦しんでいます。

一方で、時短勤務のメリットもたくさんあります。

▼わたしが考える時短勤務のメリット

  • 家族で過ごす時間が増える
  • 時間的・精神的余裕をもって、子どもと接することができる
  • 少しずつではあるが、3人の子どもひとりひとりと向き合う時間が持てる
  • 夫婦で向き合う時間が持てる
  • 食事作りや掃除など、自分の納得がいくレベルの家事ができる
  • 日々の暮らしへの満足感が高まる

時短勤務をすることで、家族で過ごす時間は格段に増えました。

1日8時間のフルタイム勤務をしているときと比べたら、時短勤務にしている2時間分は家族と過ごす時間が増えている計算。

年間240日勤務していると仮定すると、480時間も「家族時間」が増えることになります。

たった2時間かもしれません。でも、時間的な余裕があるからこそ、子どもがぐずったり、甘えたり、わがままを言ったりしても、精神的な余裕をもって子どもと接することができています。

長女の話を聞いてあげ、二女の甘えに付き合い、長男にはゆったりと授乳をしてあげらる。もちろん、夫との会話の時間も以前よりぐんと増えました。

毎日の食事やお弁当作り、掃除や洗濯も。ここまではちゃんとやりたい、と思う自分の価値観に基づいて、我慢せず、納得のいく暮らしができています。

過ぎた時間はもう取り戻せないからこそ、納得のできる過ごし方、暮らし方をしたい。

時短勤務をすることで、毎日の暮らしに対する満足感が高まり、その結果、仕事への意欲も増すようになりました。

職場への感謝と貢献

ただし、夫婦で時短勤務をするという働き方が実現するのは、この働き方を実現させてくれる職場があってこそのことです。

職場の理解や協力、支援を得ることができているから、夫婦で時短勤務をすることができています。

わたしたち夫婦の「働く目的」に対する意識が変わったことだけでなく、

それを受け入れてくれた職場があったからこそできる働き方なのです。

だから、職場への感謝の気持ちもまた、仕事で貢献する力に変えていけるのです。

だけど現実は、時短勤務をしていたって子どもに無理をさせてしまうこともある。

泣いているわが子の、多少の風邪を引いているわが子の、小さく非力な手を自分から離して保育園に預けなければならない現実。

この現実は、母親として心が痛まない日はありません。

時短勤務ができることのありがたさを感じつつも、子どもを預けて働くことの大変さを痛感する毎日です。

仕事をしなければ食べていけないけれど、自分の守りたいもの、守るべきものを守れるのは自分だけ。

家族で一緒に過ごす時間に価値を感じるわたしたち家族にとって、夫婦で時短勤務をすること、これが今できる最善策です。

この働き方ができるのは職場のおかげ。

だからこそ、職場への貢献は、「今の自分のできる範囲で最大限やっていく」という強い決意のもと、これからもわが家らしく、歩んでいきます。

あい

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

ABOUT ME
あい
シンプルな暮らしアドバイザー。3児のママ。子どもと楽しく暮らすための「知恵と工夫」をお届けする、ママのためのお役立ちブログを運営しています。

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