もうすぐ保育園に預けるんだけど、保育園の洗礼が怖いな・・・
わたしは今まさに保育園の洗礼を受けていて参った・・・
それは大変ですね。わたしも復帰当初は大変でした。
今日は、保育園の洗礼ってどんなものが知りたいママや、実際に洗礼を受けて困っている!というママのために、
3人の子育てと3回の職場復帰の経験をしたわたしだからお伝えできる準備と対策について解説します!
対策だけを読みたいかたは、もくじを開いて「職場復帰前にやっておくべきことは?」まで読み飛ばしてくださいね!
保育園の洗礼はいつまで続いたのか?
慣らし保育でつまづく

2022年8月初旬。10ヶ月の長男(第3子)の入園が決まりました。
長男(当時10ヶ月)は、慣らし保育中から胃腸炎になってお休みを繰り返し、10日あるはずの慣らし保育がその半分もできず・・・。
職場復帰日は決まっていたので、大した「慣らし」をできないまま復帰の日を迎えました。
さいわい、先生方や保育園の環境にはすんなり馴染んでくれたのでよかったけれど、心も身体も落ち着かない慣らし保育期間でした。
復帰直後もドタバタ
復帰から1週間が経ち、時短勤務で仕事をしながら3人の子育てをする毎日にもだんだん慣れてきた頃。
初めての週末は長女の腹痛と長男の風邪のための受診で終わりました。
日曜日でも診てくれる小児科が近所にあるのは助かるけれど、これからしばらくはこんな週末が続くのかもしれない・・・
そんなふうに思いながらの久しぶりの「週末」でした。
その2日後、二女が発熱とのことで園からお呼び出し。風邪症状の長男は念のためお休みさせていた日の午後でした。
二女は3日間発熱が続き、解熱したと思ったらつぎは長女が発熱。長男は熱こそ出していないもののずっと咳と鼻水・・・
次の週末もやっぱり受診で終わりました。しかも3人まとめて。
保育園の洗礼恐るべし。だけどこれもわたしにとっては3回目。
3人育児は初めてだけど、お熱のドタバタは覚悟していたつもりでした。
でもなんだか予想を上回るペースかもしれない・・・と弱気に・・・。
翌週にはついに長男が発熱。ずっと風邪症状が続いていただけに、よくここまで頑張ったねという心境でした。
ここ10日間のあいだは子どものうち誰かしらが熱を出しているわが家。
夫と交代で休みをとって看病しました。
10ヶ月の長男はまだ母乳を飲んでいることもあって、わたしが仕事を休んで看病に当たることが多くまともに仕事に行けません。
復帰したものの、朝からお休みの連絡を入れては謝ってばかり。
復帰直後だから、任されている仕事はそんなに多くないのでよかったけれど・・・
ちなみに4日間続いた長男の発熱の原因は、突発でした。
保育園の洗礼には大人も注意

4日間続いた長男の熱が下がった翌日。なんとわたしが発熱しました。
40度の高熱が3日間続くなか、意識朦朧としながら必死の思いで授乳もしました。夜間も這い出て授乳・・・咳も出ていました。
熱が出たのが週末だったので、翌月曜日に受診するとなんと「肺炎」でした。
そのままその週は自宅療養。
喘息持ちのわたしにとって、子どもたちがもってくる風邪菌やウイルスは本当に怖いです。
長男は、わたしが自宅療養中の週後半にもまた熱を出しました。
熱は1日で下がったけれど、解熱から24時間経過しなければ登園できないルール。
わたしが自宅療養中の出来事だったので、仕事を休む必要はなかったけれど、なんだか明日が見えない綱渡りのような毎日。
そうやって順番に、一人、またひとりと倒れながらようやく復帰1ヶ月を迎えた9月中旬。
この間まともにできた仕事はありませんでした。そして、まさか自分が肺炎になって倒れるなんて思いもしなかった!
さいわい、夫はずっと無事だったのでよかったけれど、9月下旬には二女がまた発熱。
二女はあまり熱を出さない子で0〜1歳児クラスの頃のお呼び出しは数えるほどだったので、ここ最近の生活の激変ぶりは身体に応えたのかなと感じました。
復帰3ヶ月目でやっと落ち着く

結局、保育園の洗礼はいつまで続いたのか・・・
わが家の場合、8月に復帰して、翌々月の10月の1ヶ月間は誰も体調を崩さずに駆け抜けられました。
家族みんなが元気で、朝起きたら普通に保育園に送っていって仕事に行けて。
午後になってもお呼び出しの電話が鳴ることなく、普通に仕事を終えて普通にお迎えに行ける毎日がこんなに幸せだなんて。
噛みしめるように過ごしたし、仕事も頑張れました。
11月は長男と二女がそれぞれ1回ずつお熱でお呼び出しがあったけど、復帰して初めての小旅行にも行けて、日頃の頑張りを労うことができた1ヶ月でした。
わたしも、復帰後に控えていた仕事の山場を超えて。
復帰直後は子どもたちが次々倒れ、子どものたちの心配をしながら仕事の心配もしなければならないストレスフルな毎日だったけど、なんとかやりくりしてここまでこれました。
明日も出勤できるかわからない中、家族のためにも自分のためにも時短勤務を貫いて残業はしない!
わたしなりにやるべきことはやってきたし、やり遂げた!と思っていました。
なのに仕事が山場を超えたとき、わたしの上司は労いの言葉一つかけてくれなかった。
普段から時短勤務者のわたしに厳しい視線を送ってきていた上司。
子どもたちの体調不良を乗り越えながらなんとか頑張ってきたのに、何も言い返せなくてただただ悔しい思いが残りました。
そんなわけで、ドタバタと3回目の職場復帰を果たしたのでした。
そんなドタバタの経験をしたわたしだからわかる、保育園の洗礼をかしこく乗り切るためにやっておくべきことは何なのか?!
次から詳しく解説します!
1人目の長女のときは落ち着くまでに半年はかかったので、今回は早いほうでした。インフルエンザなどの流行る時期だとさらなる洗礼が待っているかも・・・だからこそ、準備と対策は万全にしておきたいですね。
保育園の洗礼!準備と対策
お呼び出し時の対応を決めておく

その電話はいつも急にかかってきます。
発熱などで保育園からお呼び出しの連絡があった場合、夫婦のどちらが(または祖父母などが)、どのくらいの時間でどのようにお迎えに行くのか、予めシュミレーションしておくことが大切です。
わたしの場合をお話します。
- 園からのお呼び出しの連絡がある
- 同じ会社の別部署に勤める夫に連絡する
- どちらがお迎えに行くのか、お迎え後の受診はどうするか、他のきょうだいのお迎えはどうするか、翌日の看病はどうするかを相談
- お互いに仕事を調整し、片方がお呼び出し対応のため退勤
3人目ともなれば、こういった緊急時にもスムーズに対応できるほど慣れてきましたが、1人目や2人目のときはその都度夫とケンカをしていたような気がします・・・
今は、協力して子育てする夫と同じ方向を向いて対応できるようになったことを心強く感じています。
ちなみに緊急連絡先の第1位の人は「お呼び出しがあるかも」というプレッシャーを感じながら仕事をすることに・・・
電話を受ける人とお迎えに行く人を夫婦で分担しておくと、精神的な負担を分散することができます。
できるだけママだけ、パパだけに負担が偏らないよう分担することをおすすめします!
- お呼び出しには誰がどのように対応するのかシュミレーションしておく
- 「緊急連絡先第1位の人」と「お迎え担当の人」を分担しておく
受診先を決めておく

急な発熱などでお呼び出しになった場合に備えて、かかりつけの病院以外の受診先を見つけておくことが大切です。
たいていの小児科は水曜日や木曜日が休診日だと思いますが、子どもは疲れがたまってくる週後半に体調を崩すことが多いんです。
わたし自身、いざ受診しようと思ったらかかりつけが休診日!そんなことがよくありました。
また、かかりつけが受付終了した平日夜間に受診したい場合や、休日などはどうするのか。
受診が必要となる曜日、時間帯、症状に応じて、受診しやすい病院はどこなのか目星をつけておくと慌てません。
その際、受診時の予約は取りやすいか、当日予約や当日順番取りはできるのか、先生の専門分野はなにかなどもチェックしておくようにしてください。
さらに病院の連絡先をスマホに登録し、病院へのアクセス、薬局の場所、駐車場の有無も確認しておくとバッチリです。
その他にも院内での待ち時間が少なくて済むか、処方薬をスムーズに受け取れる薬局かなどもチェックしておくとよいでしょう。
(LINEで処方箋の写真を送って、待ち時間を短縮できる薬局もあります)
- かかりつけが受付していない時間帯の受診先を決めておく
- 予約を取る方法、当日予約や順番取りができるかなど
- 先生の専門分野はなにか
- 病院の電話番号
- 病院へのアクセス方法
- 病院の駐車場の有無
- 薬局の場所や処方箋の提出方法
- 院内の状況(キッズスペースの有無など)
具合の悪い子どもを連れて長時間受診のため外出するのは大変です!
余裕のある平常時にこれらの下調べをしておくと緊急時でも落ち着いて対応できます。
また、受診時には発熱時の園での様子、食欲、熱の経過なども保育園から聞き取っておくことが大切です。
保険証やこども医療費受給者証、診察券、母子手帳等はわかりやすく一箇所にまとめておいてくださいね。
- かかりつけ以外の受診先を見つけておく
- 受診先の詳細情報(予約方法やアクセスなど)も確認しておく
- 園での様子を医師に伝えられるようにしておく
- 保険証などの貴重品をわかりやすい場所にまとめておく
園のルールを確認しておく

園によっては、発熱や感染症にかかった際の対応についてさまざまなルールが決められています。
解熱後24時間は登園できない、発熱の原因がわかるまできょうだいも登園できない、感染症の種類や症状によっては○日間登園停止となるなど。
それらをすべて暗記する必要はありませんが、すぐに確認できるよう母子手帳や診察券などと一緒に保管しておくと便利です。
受診時には医師に病名を確認し、園のルールと照らし合わせた上で、治癒証明証の作成の相談や再受診の日程を相談するとよいでしょう。
このように、園のルールによっては呼び出し当日から数日間は仕事と看病の調整が必要な場合があります。
呼び出し当日〜翌日以降の看護は誰が行うのか、症状が長引いた場合はどうするのか。
子どもが小さいほど、子どもの数が多いほど呼び出し回数のリスクが増すので、慎重に備えるようにしてくださいね。
- 園の感染症に関する対応のルールを確認しておく
- 受診の際は園のルールを踏まえて医師と今後の対応を相談する
- 登園できない期間が長引く可能性も考慮して、対応を検討しておく
いつ休んでもOKな仕事スタイルにする

子どもの体調不良は予見できません。
朝は元気だった子どもが急に熱をだし、仕事中に突然「すぐにお迎えに来てください」と電話がかかってくるのです。
だから、急に休んだり早退することになっても大丈夫なように対策しています。
例えば電話やメールなどで引き継ぎができるよう書類やデスク周りを整理整頓しておいたり、担当内で随時進捗を共有するなど。
それから、期限のある仕事はギリギリではなく早め早めに終らせることも心がけています。
朝から夕方まで何事もなく仕事ができるって、本当に幸せなことです。
そして、急に休んだり早退することになっても理解し協力してくれる職場や上司、同僚には感謝の気持ちでいっぱいです。
子どもが小さい今の時期は仕事への貢献度が下がるかもしれませんが、いつか自分が逆の立場になったときにはお返しができるよう、今は力を蓄えるとき。
「おたがいさま、おかげさま」の精神で、周囲への気配りも忘れずにいたいと思っています。
- 急なお呼び出しに備えて、いつでも休めるように仕事を調整しておく
- デスク周りの整理整頓や進捗の共有は日頃から行っておく
- 期限のある仕事は早めに終わらせる
- 職場への感謝の気持を忘れない
わたしも1人目のときからうまくこなせたわけではありません。3人目でやっとです!少しずつ、ママも一緒に成長していきましょうね。
看病グッズを買っておく

子どもの看病に必要なグッズも用意しておきましょう。
子どもの体調不良は発熱だけでなく咳や鼻水、嘔吐や下痢なども起きてきます。
体温計、マスク、手袋、ビニール袋、アルコール消毒液、鼻水吸引器のほか、食欲不振に備えてOS1(オーエスワン)などの経口補水液、お薬が飲みやすくなるゼリーなども常備しておくと安心です。
特に保育園児は園内で常に風邪菌やウイルスにさらされています。
自分を鼻水をかめるようになるまでは、早く風邪を治してあげるためにも鼻水吸引器が有効です。
大人が吸うタイプの鼻水吸引器は、大人に風邪がうつる可能性があるのでおすすめしません。ちょっとだけ吸い取りたいときには手動タイプが重宝しました!
お薬が飲みやすくなるゼリーはこんな商品があります。
また、ノロウイルスに感染した場合の吐物処理には次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が有効です。いつ下痢や嘔吐があるかわからないからこそ、わが家でも常に備えています。
- 鼻水吸引器は保育園児を持つママの必須アイテム!
- 大人が吸うタイプの鼻水吸引器は風邪が移る可能性が高いのでNG
- お薬が飲みづらい場合に備えてゼリーがあると便利
- ノロウイルスには次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が有効
感染症に負けない身体をつくる

保育園の洗礼は免れられないのかもしれないけれど、子どもも大人もなるべく苦しい思いをせずに過ごしたいですよね。
わたしが3年間続けている「重ね煮」という調理法なら、つよい身体をつくるごはんをなんとほったらかしで簡単に作れるんです!
実際、3番目の長男は離乳食期から「重ね煮」を食べているせいか、長女や二女に比べると風邪や発熱に強い!
入園したばかりの頃は熱を出すこともありましたが、男の子は女の子に比べて身体が弱いって言いますよね。
「はじめての男の子だし大丈夫かしら・・・」と心配していましたが、今はほとんど体調を崩すことなく順調に登園できています。
熱ばかり出していた1人目の長女は「重ね煮」を知らなかった頃・・・あの頃はお呼び出しばかりで大変でした。
なんと言っても「身体は食べたものでできている」。
まいにち口にする食べ物がいかに大切か、考えずにはいられません。
「重ね煮」を始めるときにオススメなのがこちらの本です。
「重ね煮」についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

離乳食作りについての工夫はこちらのまとめています。

仕事しながら離乳食作りなんて大変!離乳食作りを頑張らない工夫についても紹介しているので参考にしてみてください!
- 保育園の洗礼に怯えるばかりでなく、強い身体づくりをしておく
- 強い身体づくりには毎日の食事が大切。「重ね煮」なら簡単に作れる!
保育園の洗礼対策まとめ
3回の職場復帰を経験して学んだ「保育園の洗礼対策」として、準備しておくことのポイントをまとめます。
- お呼び出し時の対応を決めておく
- 受診先を決めておく(かかりつけ以外も)
- 園の感染症ルールを確認しておく
- いつ休んでもOKな仕事スタイルにする
- 看病グッズを買っておく
- 感染症に負けない強い身体をつくる
子どもの体調不良は予測できません。だからこそ対策や準備は入念に。
少しでも安心して職場復帰ができるように応援しています!
保育園に預けることに寂しさを感じるママは、こちらの記事をごらんくらだい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!