泣いている子どもを預けて仕事に行くのがつらい。
ワーママなら、誰もが感じたことがあるのではないでしょうか。
子どもが小さければ小さいほど、泣いている子どもを預けてまで仕事に行く必要があるのかと自分を責めたり、仕事をすることに抵抗を感じるママも少なくないと思います。
わたしは、10ヶ月の長男を保育園に預けて仕事復帰し、今日で6日目。
3人目だし慣れているのでは?と思われるかもしれませんが、わたしと長男の間に流れてきた10ヶ月という時間は、2度と繰り返すことのない初めての10ヶ月。
慣れなんてありません。
上の子たちで経験している分、いつか保育園にも慣れ、泣かなくなることもわかっている。
「保育園に行きたい!」と言ってくれる日が来ることもわかっている。
頑張って仕事を続けてきてよかったと思える日が来ることもわかっている。
だけど、生後10ヶ月の小さな身体の長男と向き合う毎日の中では、気持ちの葛藤に折り合いをつけるのが精一杯。
仕事復帰したことに後悔もする。
仕事をやめて専業主婦になろうかとも考える。
そんな毎日です。
今日は、仕事復帰をして6日目の朝に感じた気持ちを記しました。
同じような悩みをもち、どこかで苦しんでいるママの心が少しでも晴れますように。そんな祈りを込めて綴ります。
通常保育が始まって2週目の月曜日の朝。
保育園に着くと、今日も長男は泣き出した。
週末の様子を手短に担任に伝え、
行ってくるね、と無理をして笑顔を作る。
担任に抱っこされ、保育室に入っていく長男の頼りない後ろ姿。
小さな手を伸ばしている。
わたしは、長男の泣き声を聞きながら、
お昼寝布団にシーツをかけて、保育室を後にした。
靴を履き、玄関を出る時まで聞こえてくる長男の泣き声。
玄関を出ても耳に残る長男の泣き声。
何かを訴えているような、
行かないで、とわたしの腕を掴むような声。
わたしの目にも涙が込み上げた。
今日は、鼻水とたん絡みの咳が出ていたけれど
預けてしまった。
本当は休ませてあげたかった。
一緒にいてあげたかった。
こんなことをして、
わたしが働く意味はあるのだろうか。
復帰が早すぎたのだろうか。
とりとめもない気持ちに侵される。
保育園に預けられ、
ひとり、集団の中に置いていかれる長男の気持ちはどうだろう。
意味のある働きにするしかない。
復帰して良かったと思えるような仕事、
復帰してくれて良かったと言われるような仕事をするしかない。
そう言い聞かせて、歩きだす。
長男の泣き声には、蓋をする。
何でもそうだけど、
当事者にしかわからない痛みや苦しみがある。
子どもを預けて働くこと。
それもまた、当事者にしかわからない痛みや苦しみがある。
小さな身体で頑張ってくれている長男に、
恥じない母でありたい。
だからこの経験は無駄にしない。
子どもを預けて働く親の気持ちがわかる人になろう。
その辛さや大変さがわかる人になろう。
そうやって、前を向いて歩んでいこう。
わたしは今日も、仕事へ行く。
子どもを預けて仕事へ行くことは、想像を遥かに超える困難にぶつかります。
それぞれの事情があるにせよ、母として、きっと根底にある想いは同じはず。
わたしも同じです。悩みながら、正解が見つからないまま、毎日仕事へ行っています。
苦しいときは、一人で抱え込まずにわたしに連絡をください。
誰にも相談できずに苦しんでいるママが、一人でも少なくなりますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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