先日の、「子どもの歯磨き嫌い対策どうする?イライラが楽しいに変わった実話①&②」をお読みいただきありがとうございました。
わが家では、親子の苦痛な時間となっていた歯磨きタイムを変えるべく、つぎの3つの対策を実践中です。
これまで、前回の②では、対策の②と③について取り組む様子をご紹介しました。
ちょっとした工夫でも案外うまく行ったので、わが家としても大きく前進!
ここからは、①の「絵本を借りて一緒に読む」についてレポートします。どうぞ最後までお付き合いください。
歯磨き絵本を読もう!
借りてきた絵本は?
苦痛の「歯磨きタイム」を変えるべく図書館で借りてきた絵本はこちらです。
「はははのはなし」、「はみがきれっしゃ」、「はぶらしくんです。」の3冊です。
インターネットで、「歯磨き、絵本」などと検索して、ヒットしたものの中から図書館にあったものを選びました。選んだ基準は、タイトルとイラスト、あとは直感です。
図書館の絵本収納については、こちらの記事も参考にしてみてください。
すっかり忘れていましたが、わが家にも「歯磨き絵本」がありました。
こどもちゃれんじのものと、保育園で購入したものです。
しばらく手にとっていなかったのですが、またこうして読むことになるとは思いませんでした。
絵本の内容は?
つぎに、絵本の内容を簡単にご紹介します。
はははのはなし
歯を中心に、栄養や丈夫な身体づくりのことまで学べる絵本です。
歯があるからよく噛める、よく噛めるから栄養がとれる、栄養がとれるから身体が丈夫になる・・・といった具合に、歯の役割や、栄養の必要性、虫歯になるメカニズム、歯磨きの大切さなどを、子どもでもわかりやすいやさしい文章で書いてあります!
問いかけるような文章なので、親子で会話をするように読めます。
はみがきれっしゃ
題名のとおり、歯ブラシが「はみがきれっしゃ」になって、男の子の歯を磨いていく絵本です。
口の中で「食べかす」が取れていく様子がコミカルに表現されているので、歯磨きに対するイメージが膨らみます!
表紙の裏には歯を上から見たの全体図が載せてあって、子どもに説明がしやすくなりました。
はぶらしくんです。
はぶらしくんがお仕事をする様子を、ほっこりするイラストとリズミカルな音で表現した、歯ブラシが主役の絵本です。
歯ブラシを擬人化してあるので、歯ブラシに対する親しみが湧いてきます!
しゅしゅしゅ〜というかわいらしい音が、口ぐせになりそうです。
はみがきさん
長女が1歳児クラスだったときに、保育園で購入した絵本です。
寝る前には歯をみがいて、きれいになったらおやすみしましょう、というメッセージがこめられています!
寝る前の歯磨きを習慣化するための絵本です。
はみがきだいすきえほん
二女に「こどもちゃれんじぷち」をとっていたときに届いた絵本です。
歯磨きをするときにどんな口をしたらよいかが分かります!
あーのくち、いーのくち、をしまじろうやそのお友達と一緒に練習することができます。
みなさんのご自宅にも、歯磨きを題材にした絵本はありますか?
さっそく読もう
休日の朝、さっそく子どもたちと絵本を読みました。まずは「はみがきれっしゃ」から。
主人公の男の子の名前が「たっくん」と言って、二女のお友達の名前と一緒だったのでさっそく親近感がわいたようです。
楽しい効果音も出てきて、リズミカルに楽しく読めます。
こちらは「はははのはなし」。どうやって虫歯になっていくのか、その過程が説明されています。
虫歯になる原因として、甘いおやつも出てきました。
ひらがなが読めるようになった長女は、一人でも読んでいました。
二女は「はぶらしくんです。」を読んでいます。かわいらしいイラストが気に入ったようです。
歯みがき絵本を読んだらどうなった?
わが家の歯みがき絵本NO.1
「はははのはなし」には、5歳児には少しだけ難しいことも書いてあるので、読んでいる時は黙って聞いていて、終わると「長かったね〜」と長女。
また、「はぶらしくんです。」は5歳にはちょっと幼く、二女のほうが気に入ったようで、つぎの日も自分から「読んで!」と持ってきました。
そして、5歳と2歳のふたりが気に入ったのは「はみがきれっしゃ」!わが家の歯磨き絵本NO.1は「はみがきれっしゃ」でした。
効果音が楽しくて、歯に挟まったお肉が取れる瞬間は親子で一緒に盛り上がれます。毎晩「読んで!」と言われるほど、お気に入りにの1冊になりました。
歯磨きして、ピカピカのきれいな歯になったね!
どうして歯を磨くの?長女の回答は?
「どうして歯を磨くのか」、取り組み前にも聞いた質問ですが、絵本を読んだあとにをもう一度長女に聞いてみました。
※5歳の長女を、ねねと表記しています。
「ねねは、なんで歯を磨くの?」
「虫歯にならないようにー!」
「じゃ、どうして虫歯になるんだけ?」
「残りカスと甘いものー!」
「うんうん。じゃあ虫歯にならないようにするには?」
「みがくー!」
「磨くとどうなるんだっけ?」
「残りカスと砂糖がなくなるー!」
「そうだね〜答えられたね!」
想像以上に立派な答えが返ってきました。
取り組みを始める前は、「ねねは、なんで歯を磨くの?」と聞いたら、「わかんなーい」「答えはなーに?」と答えていたのに、それがウソのようです。
虫歯になる原因がなんなのかと、虫歯にならないために歯磨きをすることを教えてくれました。
絵本を読んだあとの変化
絵本を読む前と後で、「歯磨きタイム」の自分で歯磨きするの様子に何か変化があったかというと・・・?
大きな変化は見られなかった、というのが正直なところでした。
でも、絵本を読んだあとは少し真剣さが増したかな?とパパ談。
自分で歯を磨いているときの様子がより積極的になったとのことです。
歯磨きをしないと虫歯になると言われても、なぜ虫歯になるのか、虫歯はどんなものなのか、虫歯になるとどう大変なのかが、長女はきっとわかっていなかったはずです。
ですが、絵本を読んだあとは、学んだ内容を少し考えながら自分磨きができているような気がします。
「ウンポコ」が流れている間の様子が、ちょっとだけイキイキしてきたようです。
子どもは「知らないこと」をイメージするのは難しいことを知りました。絵本を読むことで、歯磨きや虫歯についてのイメージを膨らませ、理解が深まったことで、歯磨きする様子に変化が見られました。
まとめ
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
以上、3部作で「子どもの歯磨き嫌い対策どうする?イライラが楽しいに変わった実話」をお送りしました。
絵本では、歯のことや栄養、虫歯について知ることができ、歯ブラシとの距離も縮まりました。
5歳の長女をターゲットにした取り組みでしたが、イヤイヤ真っ盛りの2歳二女にも良い効果が波及して、子どもたちから、
「ウンポコやろ〜!!(歯磨きやろう〜)」と言ってくれるようになりました。
子どもが自分から歯磨きをはじめられるようになり、親子で楽しく過ごせる時間となったことで、「歯磨きしなさい!」と怒鳴ることはなくなりました。
子どもたちのお気に入り、「ウン・ポコ・ロコ」の選曲も良かったみたいです。
疲れて眠い日は仕上げ磨きだけで終わってしまう日もありますが、これからもコツコツ継続していきます。
みなさんのご家庭でも、絵本や音楽、かわいい歯磨きグッズ、スキンシップなど、ご家族で相談しながら取り入れてみてはいかがでしょうか?
イライラして怒鳴ってしまっていた「歯磨きタイム」が、お子さんと一緒に歯磨きを楽しめる時間になればいいなと願っています。
3部作の関連記事は、こちらからごらんいただけます。
子どもの食事に関する悩みをお持ちの方は、こちらの記事がおすすめです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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