「知らなきゃ損する調理法とは?手間なし・すぐできほったらかしOK」の続編として、「重ね煮のはじめかた」をご紹介します。
こちらも、同じ本を参考に記事を書いています。(文中では「本」と表記しています)
毎日のごはんづくりが少しでもラクになった!自信が持てるようになった!と感じるママが一人でも増えますように。
わかりやすく書いていきます!どうぞよろしくお願いします。
- いろいろな調理法を試すけど、なかなか続かない
- 栄養のあるごはんを作りたいけど、忙しくて時間がない
- 市販の調味料に頼らないで、カンタンにおいしい手料理を作りたい
4児のママ、あいです!
- 2男2女のママ
- 整理収納アドバイザー1級のお片付けマニア
- 頑張らずに子育てを楽しむ方法について発信中!
重ね煮ってどうやるの?
「重ね煮」は3ステップが基本です!
①重ねる、②煮る、③味付ける、たったこれだけです。この中でも特に注意してほしいのが、①の「重ねる」。重ねる順番が何より大切なんです。
では、①から順に説明していきます。
①重ねるー大切なのは重ねる順番
1番大切なのは、食材を重ねる順番です。お鍋の底から順に、陰のグループから陽のグループに向かって重ねます。下のイラストをご覧ください。
食材を切ったら、層になるよう重ねて鍋に入れる、この繰り返しです❗
わたしも最初は順番が覚えられなくて戸惑っていましたが、間違っても大丈夫。最初のうちは上のように「重ね方をカンタンに書いたメモ」を見ながらやっていました。
特に、☆マークをつけた部分が覚えづらくてよく戸惑っていました。本では、葉菜、果菜、花菜と書いてあって、見ただけでは野菜のイメージが湧かなかったので、上のイラストではわたし流に簡素化してあります。
「実もの系」など、言い回しも本のものとは全く違いますが、覚えやすさ優先で作りました。
また、本では、加熱時間が変わるので「食材や調味料などの分量を守ってレシピ通りに」と記載があります。
でも、いつもレシピ通りの食材があるとは限らないですよね。毎日仕事帰りにスーパーに寄るのもしんどい。
でも、同じグループの仲間に置き換えても美味しくできるので、どんどん置き換えましょう。
こんなふうに、同じグループの食材同士を置き換えても、「重ね煮」ならおいしく作れます。
考えた献立のために毎日お買い物に行く・・・なんて大変。冷蔵庫にあるもので作ることが多いですよね。
毎日お買い物に行けないことを考えると、「いつもレシピどおり」は難しい。これがわたしの実感です。
冷蔵庫にあるもので、おいしいごはんを作りましょう!
②煮るー重ねたら煮るだけ
食材を重ねたら、水を入れてフタをし火にかけます。
最初の火加減は強めの中火。沸騰して湯気が出たら(ぐつぐつ音がしたら)弱火に落とします。煮込み時間は食材の内容や量にもよりますが、1〜10分くらいでOK!
わたしはいつも、その時冷蔵庫や冷凍庫の中にあるものと、ストックしている乾物も活用しながら作っていて、煮込み時間も食材の量や内容をみながら感覚で適当に調整しています。
料理は得意ではないですが、それでも十分おいしく作れています!
③味付けるー少しの調味料でじゅうぶん
食材に火が通ったら、味付けをします。
フタを開けて、鍋のフチから回し入れるように調味料を入れます。
本に掲載されているおかずのほとんどが、塩やしょうゆ、みりんといった基本的な調味料だけでOK。
あれこれ調味料を出さなくていいからラクですし、パパっと味付けができるので時短にもなります!化学調味料などにたよることなく、身体にやさしいごはんがつくれます。
「重ね煮」なら、食材の旨味が引き立つから、少ない調味料でもおいしくできるんです。
重ね煮みそ汁を作ろう!
長々と語りましたが、いきなりおかずをつくるのはハードルが高い!という忙しいママは、毎日のみそ汁づくりから、「重ね煮」をはじめてみませんか?
みそも重ねて煮るので「みそ溶き」不要。さらに、食材の旨味が引き立つので「だし」も不要です。
大切なのは、食材を「順番を守って重ねる」ということだけです。
材料を考えよう
今日のみそ汁の具材は何にしますか?
わたしの友達何人かに聞いてみたら、みそ汁によく入れる具材トップ5はこうなりました。
- わかめ
- お豆腐
- 油揚げ
- 大根
- ネギ
他にも、たまご、ほうれん草、小松菜、たまねぎなどの意見が。
このランキングに入った5つの食材をもとにしたみそ汁を作るときの重ねる順番は、下のイラストのようになります。
もし5つの食材がなければ、他の食材に置き換えたり、全く違う食材を入れてももちろんOK。
わたしの感覚では、5種類以上の食材を重ねたほうがおいしくできるので、乾物や冷凍野菜をストックしています。
わたしもそうなんですが、もし、わかめのコリコリっとした食感がお好きなかたは、一緒に煮込まずに仕上げに入れるのでもOKです!
そのかわりに、鍋の底にはえのきやしめじ、しいたけといったキノコ類を入れると、旨味がでておいしいみそ汁ができるのでおすすめです。
切りながら重ねよう
用意するお鍋は、フタがしっかりしまるモノがおすすめです。
手が届く位置にお鍋を用意したら、食材を切りながらお鍋に重ねていきます。
まず、わかめを入れて、ネギを切りました。
つぎに大根を切って、ネギの上に重ねました。
一番上に豆腐と油揚げ、みそを重ねて、ひたひたまで水を入れます。
みそを入れる時は、みそマドラーを使っています。
みそマドラーはすくって落とすだけでカンタンにみそを入れられる時短アイテムです!
市販の味噌パックを保管するのにおすすめなのは丈夫なホーロー製のみそポット!
お鍋はフタがしっかり閉まるものがオススメ。わたしはジオ・プロダクトの片手鍋を愛用しています!
忙しい時は、カットわかめ(乾燥している刻みわかめ)と冷凍しておいた「ネギ・大根・油揚げ」を使うので、切るのはお豆腐だけ。
手のひらで切るからまな板不要です!じょうずに手間抜きして、おいしいごはんを作りましょう!
余った油揚げとお豆腐は、後日みそ汁でまた使います。一緒にカットしておけば、後でラク。油揚げは、パッケージのまま冷凍することも多いです!
フタをして煮よう
重ね終わったら、フタをして・・・いよいよ火にかけます。
このとき、わたしは気持ち強めの中火で火にかけます。
沸騰して湯気が出たら(ぐつぐつ音がしたら)弱火に落として煮込みます。
煮込み時間は1〜2分。このとき、フタを開けないでください。フタを開けないほうが鍋の中の陰陽の対流を邪魔しません。
火が通るのに時間がかかる食材を入れた場合は、様子を見てもう1〜2分長めに煮てくださいね。食材をなるべく薄く切ると早く火が通ります!
味をととのえよう
煮込み時間が終わったら、フタを開けて混ぜましょう。味見をして味が薄ければ、みそを足して調整します!
顆粒だしなどは入れなくても大丈夫です。食材の旨味が引き立っているので、十分おいしくできています。
できあがりました。
奥のコンロでもメインのおかずを重ねています!
いただきま〜す!
わが家で大人気「重ね煮」レシピ
ここからは、実際にわが家で大人気の重ね煮レシピをご紹介します。
こちらの本がわかりやすのでぜひお手にとってみてください!
メイン編
八宝菜 p40
わが家のナンバーワンはなんといっても「八宝菜」。がっつりパパも、子どもたちもだいすきなメニューです!
野菜たっぷりまろやかな旨味とにんにくのアクセントが効いていて、ついつい食べ過ぎちゃう・・・おかわり必至のメニューです。
レシピ通りの材料がなくても、あるもの何でも入れて重ねてしまいます。
習い事でごはんが遅くなってしまう日は、ほぼこのメニュー。子どもも食べ進みが早いので、遅れた分を巻き返せます。
あんかけなので、わが家ではいつもごはんにのっけてお皿も節約です!
ワンプレート編
鶏と野菜のそぼろ丼 p97
ここでもごはんのっけメニュー。
しいたけと根菜、鶏そぼろの旨味がみそのまろやかさとマッチして、子どもたちも大好きなメニューです!
重ね煮塩焼きそば p94
はじめて作ったとき、市販の焼きそばソースが無くてもこんなにおいしくできるんだ!と感動したのを覚えています。
子どもがごはん嫌いな時期は、麺や丼もので乗り越えていました。
サブおかず編
切り干し大根の煮物 p57
だしを取らないといけないし・・・なかなか味が決まらないし・・・
そんなふうに苦手意識のあった煮物も、「重ね煮」のおかげで怖くなくなりました。
「スライス干し椎茸」と「切り干し大根」といった乾物はもちろんのこと、「しらたき」などのこんにゃく類も日持ちするので冷蔵庫に常備しています。
あとは「人参」と「油揚げ」さえあればパパっとできちゃうので、「なにもないな〜」というときによく作ります。
こちらはいつもリピートしている乾物です。重ね煮が最速で完成するしいたけです!
干し椎茸100gは、フレッシュロック1.7にぴったり入ります。
かぼちゃとさやいんげんのごまみそ和え p68
ごまとみその風味がかぼちゃの甘みとマッチしたわが家のスタメンサブおかずです。
いんげんを、ブロッコリーに置き換えて作るときもあります。
ブロッコリー嫌いな長女も、これなら食べてくれる(笑)
彩りがいいので、お弁当のおかずとしても重宝します!
レシピ本を見る時は
ちなみに、わたしがレシピ本を見る時は、こんなふうにレンジフードにくっつけて見ています。
調理をしながら、汚れた手でも手順を確認できるのでおすすめです!
(何年か前のマーナさんの商品なのですが、現在は販売していないようです・・・とっても便利でおすすめなだけに、残念です)
まとめ
今日は、「知らないと損!すぐできるレシピ不要のほったらかし調理のすすめ」と題して、みそ汁を例に、重ね煮をカンタンに始められる方法についてご紹介しました。
もう一度、「重ね煮」の3ステップをおさらいします!
この3つです。
この中でも特に大切なのは重ねる順番です。
「重ね煮」の良さをお伝えするべく、なるべくわかりやすく・・・わたし流満載でお伝えしましたが、細かいことは気にしてるヒマがない・・・というかたは、まずは鍋に入れるときに食材を重ねるコトだけでも試してみてほしいです。
前回の投稿から続けてお読みいただいたかたは、長時間にわたり本当にありがとうございました!!
ぜひ、今夜のみそ汁づくりから重ね煮をはじめてみてください!今まで手放せなかった顆粒だしは、もう買わなくて済むかもしれませんよ。
カンタンでおいしくて栄養満点、忙しくても続けられる「重ね煮」が、忙しいママのごはん作りの強い味方になることを願っています。
「重ね煮」がおすすめな理由をご紹介した前回の投稿は、こちらからご覧いただけます。
子どもの好き嫌いが多い、少食で悩んでいる・・・といった食事に関するお悩みは、こちらも参考にしてみてください!
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
こどもと楽しむシンプルなくらしをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。