育児

子どもの歯磨き嫌い対策どうする?イライラが楽しいに変わった実話①

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みなさんは、「子どもとの歯磨きタイム」について、こんなお悩みはありませんか?

じつはこれ、つい最近までわたしの悩みでした。

お風呂上がりの時間。ドタバタと忙しいのに、子どもがなかなか自分で歯磨きしてくれなくてイライラ。つい「歯磨きしなさい!」と大声で怒鳴ってしまい、寝顔を見て後悔する・・・そんな毎日だったんです。

そんな毎日が続くと、もううんざりですよね。正直に言うと、毎晩の「歯磨き」が苦痛の時間になっていました。

最近は、赤ちゃんがいることを理由に、歯磨きはパパに任せっきり。はっきり言って逃げていました。

だけど、このままじゃいけないこともわかっていて・・・

そんなとき、あるできごとをきっかけに、これからご紹介する取り組みが始まります。

子どもが勝手に歯磨きし始めるような「魔法」を紹介するものでもないし、時短につながるような劇的な内容ではないです。(むしろ時間がかかるかもしれません・・・)

でも、毎日イライラしてうんざりするほど大変な「子どもの歯磨きタイム」を、なんとかして良い方向に向かわせるべく、動き出したわが家の実話です。

ひとつのページではおさまりきらないほど長くなってしまうので、3つに分けました。

  1. ①(このページです)

つたない内容ではありますが、どなたかのご参考になれば心から嬉しいです。

イライラするのはウチだけなの?!

大忙しの歯磨きタイム

お風呂上がりの日課。寝る前の「歯磨きタイム」。

わが家では、大人は湯船に浸かりながら歯を磨くので、お風呂上がりの「歯磨きタイム」は子どもたちだけ。

お風呂

お風呂上がりって、なにかとバタバタしますよね。

自分のことはもちろん、子どもたち3人分のスキンケアから、着替えなど大忙し。

とくに長女は腰まであるロングヘアなので、ドライヤーだけでも大人以上の時間がかかってしまいます。

ちなみにわが家は「5人全員」でお風呂に入るので、ありがたいことにワンオペではないのですが、それでも大人2に対し子供3(イヤイヤ期の2歳児と赤ちゃん含む)。正直人手が足りません(笑)

アラフォー女子としては、本当はゆっくりスキンケアもしたいし、髪が完全に乾くまでドライヤーをかけたいけれど・・・

限られた時間で布団に駆け込むには、大人はひとまず我慢するしかないのがわが家の現状です。

歯磨きしなさい!が大爆発

そんなわけで、わが家は毎日大忙しのお風呂上がり。

子どもはなるべく21時までには寝かせたいので、効率よく布団までたどり着くために、せめて5歳のお姉ちゃんだけでも先に自分で歯磨きをしていてもらいたいという気持ちがわいてきます。

まだ5歳?

もう5歳?

お姉ちゃんに対する期待や申し訳なさが葛藤するなか、2歳と0歳がいる中ではもう立派な戦力・・・

まだまだ甘えたいかもしれないけれど、ごめん!頑張って!!というのが親の希望なんですが、現実はそうは行きません。

5歳だと、わが家では立派なお姉ちゃんだけど、まだまだ5歳の年中さん。

服を着ずに遊び始めたり、疲れが限界に達しキーキー叫び始めることも・・・

これじゃあ歯磨きどころじゃない!!!

着替え終わってない。

髪の毛びしょびしょだ。

2歳児は床にひっくり返ってる。

おもちゃは散乱。

末っ子は泣き始めた。

自分はこんな格好だしまだ化粧水のすら付けられていない。

え?もうこんな時間!?

イライライライラ

イライライライラ

イライラ

「歯磨きしなさーーーい!!」

また怒鳴ってしまいました。そして子どものかわいい寝顔を見て猛烈に後悔・・・

どうしてこんなに歯磨きタイムが大変なんだろう・・・そんなことを考えながら眠る毎日。

これがわが家の現実だったのです。

もう「歯磨きしなさい!」は言いたくない

わが家の苦痛な時間となっていた毎日の「歯磨きタイム」。

毎日「イライラ大爆発」されていると、子どもだって歯磨きの時間を好きになれるはずがないですよね。

わたしだって本当は、「歯磨きしなさい!」なんて怒鳴らずに、楽しい時間にできたらいいのに、と思っていました。

だけど最近は、末っ子の長男が生まれてお姉ちゃん2人の歯磨きはパパに任せきりでした。

子どもが3人になって、慌ただしく毎日が過ぎていたので、だんだん歯磨きに対する問題意識も薄れていました。

そんな、5人暮らしにも慣れてきた3ヶ月目に、こんな出来事があったんです。

きっかけは長女の「本音」

いつものお風呂上がり。

5人全員が着替えやドライヤーを済ませると、わたしは末っ子長男の寝かしつけのため先に寝室に行きます。

なので、その後に待っているお姉ちゃん2人の歯磨きはパパ担当。

いつものように、お風呂上がりに洗面所で遊び始める長女と二女。

遊ぶ子ども

歯磨きを始める様子はありません。パパは、「歯磨きしておいてね」と長女と二女に声をかけ、お風呂掃除のため一旦その場を離れます。

1分後、様子を見るために浴室のドアをあけると、慌てて歯ブラシと歯磨き粉を手元に用意している子どもたち・・・

2分後、浴室のドアを開けると、また慌ててシャカシャカシャカみがいている子どもたち・・・

お風呂の掃除が終わったパパは、長女にこう話しかけたそうです。

※実際の様子が伝わるように、長女を「ねね」と表します。

「ねねは、なんで歯を磨くの?」

「わかんなーい」「答えはなーに?」

「・・・パパが見てるから磨くのかな?」

「だって、パパこうゆう目(目を細める)をするんだもん」

「じゃあ、パパにそういう目でみられるのがイヤだから、磨くの?」

「うん」

「パパの目つきが嫌だから磨くんだったら、磨かなくていい。
そのかわり、ねねは虫歯になるよ」

「・・・?」

「歯ってさ、ねねが虫歯にならないために磨くんでしょ?」

「うん」

「だから、虫歯にならないためにしっかり磨こうね」

「わかったー」

(そして、いつもどおりパパが仕上げ磨きをする・・・)

このことで、長女がパパに怒られないように磨いているという「本当の気持ち」を知ることになり、わたしたち親は、はっとしたのでした。

今が変われるチャンス!

つぎの日の朝、夫からさっそく報告がありました。

「昨日の歯磨きで、ねねとこんなことがあってね。○△□・・・」

「そうだったんだね〜・・・」

忘れかけていた歯磨きタイムへの問題意識が改めて湧いてきました。

「歯磨きタイム・・・最近はパパに任せきりだけど、前はすぐ「歯磨きしなさい!」なんて怒鳴っちゃってた。なんとかしないといけないと思ってはいたんだよね」

「確かに自分も「歯磨きしなさい」って、強く言っちゃうことあるな

誰だって、怒鳴りたくて怒鳴ったり、強く言いたくて、強く言ってるわけじゃないんですよね。

子どものためを思って歯磨きをするようにしつけているはずなのに、なんで「歯磨きしなさい!」なんて怒鳴っちゃうんだろう。

子どもにとっても、親の顔色を伺いながら歯磨きすることがいいわけないですよね。

そんなふうに考えを巡らせていると、歯磨きだけに限ったことではないような気もしてきて、これはもうなんとかするしかないという気持ちがあふれてきました。

今が変われるチャンスかも・・・!

というわけで、どうしたらいいのか考えていきます。

苦痛の「歯磨きタイム」を変える!

歯磨きタイムの問題点

夫婦の話し合いのテーマは、「子どもの歯磨き嫌い対策&イライラ・怒鳴らずに歯磨きをする方法は?」です。

夫からの報告で明らかになったことは、長女は自分のためではなく、パパの顔色を見て「パパのために磨いていた」ということ。

そこで、わが家の「歯磨きタイム」について振り返ってみると、こんな問題点が浮かびました。

  1. なぜ歯磨きをする必要があるのか理解できていない
  2. イライラ・怒鳴ってしまい、親子にとって楽しくない時間

思い返してみれば、歯磨きの大切さをちゃんと教えたことがなかったし、誰のなんのために磨くのかとか、歯磨きしないとどうなるかとか、ちゃんと伝えられていなかったな・・・と反省しました。

その上、わたしたち親が、5歳の長女に「5歳なら自分で磨けるはず」と勝手な期待をして歯磨きを押しつける態度になっていました

「歯磨きしなければ自分が虫歯になって痛い思いをするのに」という親心があるわけですが、子どもにはわからないですよね。

長女がパパの顔色を伺って、パパに怒られないように歯を磨くのも当然のことです。

このような現状から、わが家の歯磨きタイムは「親子の苦痛な時間」になっていたのです。

冷静になってみると、なんて理不尽なことしてるんだろうって思えますが、その場になってみると冷静に対処するのが難しいのが子育て。

でも、嘆いていても仕方がないですよね。できることからやるしかないです。

さっそく、これからどう行動していくか考えます。

どうしたら怒鳴らずに楽しく歯磨きできる?

どうしたらイライラしたり、怒鳴ったりせずに、子どもが自分で歯磨きするようになるのか?

対策として、わたしたし夫婦の間で次のような案がまとまりました。

  1. 歯磨きについて一緒に学ぶ
  2. 歯磨きを一人でやらせない
  3. 歯磨きタイムを楽しい時間にする

歯磨きの大切さについて一緒に学ぶこと、歯磨きを一人でやらせないこと、そして、親も子も、お互いにとって歯磨きの時間が楽しい時間になるようにすることです。

具体的に、どんなことをするかと言うと、

  1. 歯磨きに関する絵本を借りて一緒に読む
  2. 大人も子どもと一緒に歯磨きする
  3. 楽しい時間になるよう、音楽をかけてかわいい歯磨きグッズを使い、最後にスキンシップをする

こんなふうにまとまりました。

次回からは、実際の取り組みの様子をお伝えしていきます。

苦痛の時間だった歯磨きが、楽しい親子の時間になりますように!

あい

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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